脂性の改善
過剰な皮脂の分泌は毛穴を詰まらせて、健康な髪の毛
を作ることを妨害します。
また脂でテカテカな頭や顔は不潔にさえ見られてしまい
がちです。
ここでは健康な髪の毛を作るためのステップである脂性
の改善についてまとめてみました。
皮膚はその外側が表皮、内側が真皮という2つの部分
に分けられます。
表皮は髪の毛と同じケラチンから出来ていて、真皮は
コラーゲンから出来ています。
どちらもタンパク質の一種です。
表皮の最も外側の部分を角質層といい、正常な肌の
場合の水分量は約30%です。
角質層にはセラミドという脂質が含まれていて、この
セラミドが水分を保つ働きがあり肌に潤いを与えて
くれます。
皮脂は水分の蒸発を防ぐ役割や頭皮(肌)を外の
刺激から保護する役割があります。
皮脂にも立派な役割があるのです。ですから皮脂は
多すぎても少なすぎてもいけないのです。
脂性の原因は一体何なのでしょうか?
皮脂は男性ホルモンによって分泌が活発になります。
ですから一般的には女性より男性の方が脂性の人が
多いと言えます。
しかし、それだけでなく食生活や生活習慣によっても
脂性を増進してしまうことも大いにあります。
脂っぽい食べ物や、動物性脂肪、甘いものなどを
食べ過ぎる食生活や喫煙、アルコールの摂り過ぎ
などを続けていると皮脂の分泌量を増進させます。
また睡眠不足や過剰のストレスはホルモンのバランス
を崩し、皮脂の分泌を増進してしまいます。
睡眠不足になると肌の新陳代謝が鈍くなり角質層が
固くなって、皮脂の過剰分泌を招きます。
まずは食生活や生活習慣の改善を行うことです。
栄養のバランスを考えた食事、規則正しい生活を
こころがけることです。
中でもビタミンB2が不足しないように注意しましょう。
ビタミンB2が不足すると脂っぽい肌になったり、
脂漏性皮膚炎になってしまったりします。
ビタミンB2はレバー・うなぎ・牛乳などに多く含まれて
います。
また
肌を正常な水分量に保つことも大切です。
脂性の人は皮脂を取ろうとしてゴシゴシ洗い過ぎて、
肌を乾燥させてしまいがちです。
そうなると私たちの身体は何とか元に戻そうとして、
かえって一段と皮脂が過剰に分泌してしまうのです。
何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。洗浄力の強い
シャンプーや洗顔料での洗いすぎは禁物です。
脂性を改善するには皮脂の分泌を過剰にさせない
ことです。そのために肌の水分量を正常に保つこと
が大切なのです。
洗顔に関しては、朝は洗顔料を使わないで水洗い
だけで行う方が脂性の人にとっては良いそうです。
但し、夜の洗顔は1日の汚れを取るために洗顔料を
使用しましょう。
汚れを落とした後は、開いた毛穴を閉じてしっかり
保湿することが大切です。
シャンプーや洗顔のあとは保湿成分のある育毛剤
や化粧水を使用し、肌の水分量を適正に保つこと
によって、過剰な皮脂の分泌を抑えるようにしましょう。
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まとめ
脂性の改善は、肌の水分量を正常に保つこと。
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