DHT(デヒドロテストステロン)と5αリダクターゼ
AGA(男性型脱毛症)の原因は一般的に以下の様なことが
考えられています。
AGA(男性型脱毛症)は男性ホルモン(テストステロン)が
毛母細胞の5αリダクターゼという酵素と結合して、
髪の毛の
成長を妨げる作用を持っているDHT(デヒドロテストステロン)
というホルモンに変換されることが原因とされています。
このデヒドロテストステロン(DHT)はテストステロンの10倍〜
100倍の髪の毛の成長を妨げる作用を持っていると言われて
います。
ですから男性ホルモン(テストステロン)そのものが悪いわけ
ではなく、いかにDHT(デヒドロテストステロン)に変換させない
かが重要となっています。そのためには男性ホルモンではなく
5αリダクターゼという酵素を抑制することの方が安全で
得策だと言えます。
ではこの5αリダクターゼとは一体どういうものなのか簡単に
説明します。
男性ホルモン(テストステロン)をDHT(デヒドロテストステロン)
に変換させてしまう5αリダクターゼという酵素は2種類のものが
あると言われています。
まず1つ目は
T型5αリダクターゼと言われるもので、主に
皮脂腺に存在するものです。前頭部と頭頂部、その他頭皮
だけでなく体毛全体にも存在すると言われています。脂性の
人はこのタイプが強く、過剰な皮脂の分泌も脱毛を促進して
しまう要因です。
T型5αリダクターゼを抑制するものとしては、ソーパルメット
(ノコギリヤシ)や緑茶などが話題となっています。
緑茶に含まれているカテキンがT型5αリダクターゼを抑制
する働きがあると言われています。
ソーパルメット(ノコギリヤシ)はT型5αリダクターゼだけで
なくU型5αリダクターゼも抑制すると言われています。
●T型の特徴
・皮脂腺に存在する
・頭皮だけでなく全体に存在する
・脂性の人が多い
・過剰な皮脂の分泌により薄毛悪化
・ノコギリヤシ、緑茶で抑制
(フィナステリドはT型には効果がない)
もう1つが
U型5αリダクターゼで毛乳頭に存在するものです。
主に前頭部に存在すると言われています。体毛やひげの濃い
人がこのタイプが強いとも言われています。
U型5αリダクターゼを抑制するものとしてはフィナステリドや
ソーパルメット(ノコギリヤシ)が上げられています。フィナステリド
は万能ではなく、T型5αリダクターゼの抑制には効果がないと
言われています。
T型5αリダクターゼは全体の3〜4割程度、U型5αリダクターゼ
は6〜7割程度占めると言われています。
男性型脱毛症はU型5αリダクターゼの影響をより強く受けます。
●U型の特徴
・毛乳頭に存在する
・主に前頭部に存在する
・毛深い人が多い
・ノコギリヤシ、フィナステリドで抑制
・男性型脱毛症はU型の影響をより強く受ける
以上により男性型脱毛症対策にはU型5αリダクターゼを
いかに抑制するかが重要になってきます。
フィナステリドに対して抵抗のある方は、ソーパルメット
(ノコギリヤシ)が手頃で試しやすいと言えます。
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まとめ
AGA(男性型脱毛症)対策は、5αリダクターゼの働きを抑制することがポイント。
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